茂野吾郎が監督就任を直訴しに乗り込んだ風林学園中等部の校長は、江頭という男だった。
吾郎と浅からぬ因縁がありそうなこの男は一体何者なのか、、、？
風林中・校長の江頭とは何者？
茂野吾郎が在籍していた海堂学園の元マネージャー。
前作『MAJOR』の登場人物の中でも、もっとも悪役として描かれている。
大吾が２年生に進級する時期に同校の校長に就任したこの男は、学園を学業中心の進学校へとシフトさせようとしていた。
前年に問題を起こしていた野球部に見切りをつけ、監督就任が決まっていた国友氏の招へいをキャンセルしていたのは、江頭だったのだ。
その後も指導者を付けることをせず、野球部の自然消滅を狙っていたのだ。
監督就任を申し出た吾郎に対し、監督の条件として「学生野球を指導する資格を持っていること」と「ボランティアでやること」の２つを突き付けた。
江頭と茂野吾郎との因縁とは
自分自身の存在価値のために選手達を学園の広告塔として利用しようと企み、茂野吾郎に対しては、吾郎の海堂学園中退後、彼から野球人生の全てを奪い取ろうとする。
吾郎が「聖秀学園」に転校し野球部を設立した後の練習試合で、海堂の選手の一人、蒲田に「夢島からここまで頑張ってきたのに結局スタンド応援組だ」と脅し、彼に吾郎の足をスパイクで踏ませて大怪我を負わせた。
蒲田自身はこの行いを激しく後悔し、理事長に告発、野球部を退部する。
また、佐藤寿也からこのことを「卑怯だ」と言われると逆ギレし、寿也を除名処分にしようとする。
だが結局最後には、伊沢監督と早乙女兄妹により、吾郎を故意に負傷させた件も理事長の知るところとなり、失脚する。
茂野吾郎にとって因縁の相手が、よりにもよって大吾の通う学校の校長になっていたとは、、、。
時が過ぎても、吾郎に対する復讐心を持っていたのか、、、。
だが、監督の条件として「学生野球を指導する資格を持っていること」と「ボランティアでやること」という２つの条件を出すあたり、完全拒否という訳でもなさそうだ。
吾郎がこの２つの条件を満たす監督候補を連れてきたとき、江頭がどう出るか、気になるところだ。
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