主人公・茂野大吾が所属する三船ドルフィンズの、夏の大会準々決勝の相手・東斗ボーイズを指揮するのが、監督の乾(いぬい)だ。
眉村姉弟の姉・道塁(みちる)が名将と評するこの監督がどんな人物なのか、迫ってみよう。
東斗ボーイズ監督・乾とはどんな人?
白目が特徴の老監督。
夏の大会準々決勝・対三船ドルフィンズ戦では、試合をキャッチャーの眉村渉に任せ居眠りをしていた。
だが、同点に追いつかれて指揮を執り始めると、鋭い観察眼から選手に指示を与え、小技を絡めてあっという間に2点を勝ち越させる。
また、満塁のピンチで佐藤光の敬遠を指示したり(眉村道塁が拒否したが)と、非常な采配を見せる。
しかし、眉村渉に対し「1人でチームを仕切るのと、1人で野球やるのとは違う」と諭したり、眉村道塁によるといつも「少年野球は勝つことがすべてじゃない、大事なのは、昨日の自分に成長した今日の自分が胸を張れるかどうかだ」と言っているなど、選手に対しては誠実かつ熱い想いを持っている人物のようだ。
元海堂学園高校夢島三軍コーチ
東斗ボーイズ監督の乾は、元海堂学園高校夢島三軍コーチで、茂野大吾の父・茂野吾郎や佐藤光の父・佐藤寿也を指導していたことがある。
吾郎達が入学する20年前には、海堂の4番だったらしい。
投手適正テストで吾郎から三振に取られたことにより吾郎の才能を認め、吾郎には海堂のマニュアル野球は合っていないと助言、自主退学による他校への編入を勧めた。
夏の大会準々決勝・対三船ドルフィンズ戦で、茂野大吾と佐藤光の姿に、「海堂にいたあの2人の二世が何か持ってるのか」と想いを馳せる。
0 件のコメント:
コメントを投稿